タイヤ空気圧の話

 ある日の夜、自宅の物置(オートバイ置き場)でビールを飲んでタバコを吸いながらふとBRONCOの前タイヤを押してみたら、いつもはまるで凹まないのに、妙に柔らかくなっているではありませんか!

 「これはヤバい、パンクか?」「ペシャンコにはなっていないから、ゆっくり走って近くのバイク屋に持ち込もうか?」「任意保険のロードサービスは自宅での故障にも対応してくれるはずだよな」とか、どうしようか焦りました。でも、「どうせ今日はもう遅いから、明日ゆっくり考えよう」とひとまず落ち着いて。

 そして翌日、「そういえば2019年12月にタイヤ交換してから、丸2年近くも空気圧を一度も見ていないなぁ、ヤバいなぁ」と思いつつ、色々調べてみたら、自転車の空気入れがオートバイにも使えることを知り、とりあえずやってみることに。僕は以前MTBやロードバイク(自転車)に乗っていたので、空気圧計つき各種バルブ対応の高圧ポンプがまだ家にあったのです。

 調べたらYAMAHA BRONCOの適正空気圧は、

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 なんかおかしいぞ?と思って、あらためて自転車の空気圧を確認すると、タイヤの太さと体重にもよるけど、MTBは25~50psi、ロードで100~130psiくらい。「えっ!!オートバイのタイヤってこんなに空気圧低くていいの?」と驚きつつ、さて入れてみました。

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 スポーツバイク(自転車)は仏式(フレンチとかプレスタとも言う)バルブですが、オートバイはクルマと同じ米式(アメリカンとかシュレーダーとも言う)バルブです。プラグの記号を確認して差し込み、レバーでロックすると、プシュッと音がして空気が通じメーターが反応しますが、針はなんと10psiくらい! 気を取り直してシュコシュコとポンプを押してゆくと少しずつメーターの針が上がってゆき、前輪は20psiちょっと手前まで、後輪は20psiちょっとオーバーまで入れました。

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 いや~、それにしてもヤバかった。急に寒くなってきたから気温の低下による空気体積の収縮で余計に空気圧が下がっていたんだろうけど、それにしても、事故になる前に気がついてよかった… 時々チェックしないといけないなぁとあらためて思い知りました。

 

 ひと安心して、あらためてなぜ自転車よりはるかに低い空気圧で良いのか考えてみました。タイヤ空気圧≒タイヤ接地圧=荷重/輪数/タイヤ接地面積として、自転車やオートバイやクルマで、タイヤ接地面積や車重と運転者体重などを適当に仮定して計算すると、だいたいその位になることがわかりました。 へ~、なるほどね。

 

 おしまい。