秋晴れの午前中、葉山の内陸部にある隠れスポットに行ってきました。
不動滝の入口
きっと、この小屋の左の細い山道を登って行けばうっそうとした森の奥に不動滝があるのだろうと勝手に想像して、入り口から急な坂道をエイヤッとエンジンを吹かして登ったら、ほんの数メートルであっという間に滝の前を通り過ぎてしまいました。
ほんっとに拍子抜けしてしまいました。
不動滝は三浦半島唯一の滝だそうです。歴史にまつわるエピソードもあるようです。詳しくは検索で。
それにしても、左右に石灯篭が据えられ下には飛び石が置かれていて、ひとりでの滝行がとても似合いそうです。
もう少し寒くなったら周りの木々のいずれかは紅葉するのでしょうか? もしそうならそれは美しいことでしょう。12月にもう一度来てみようと思います。
不動滝のちょっと先、行き止まりから左に階段を登ると「不動堂」があります。
境内は全体に非常にきれいにお掃除お手入れされており、思わず尊敬と感謝の気持ちがこみ上げてきました。
お堂の濡れ縁(と呼んでいいのでしょうか?)の左右両端に狛犬が鎮座していましたが、この場所にあるのはあまり見かけないように思います。
左の狛犬
右の狛犬 奥には透かし彫りも
そしてお賽銭箱の上に綱とともに吊られているのは、大きな鈴ではなく、大きな銅鑼でした。こういうのもあるんですね。
そして振り返ると黄葉した巨木がそびえていました。
静かな里山、真っ青な秋晴れ、冷たく透き通った空気、聞こえるのは鳥の鳴き声だけ。いいところでした。
おしまい。
追記
12月14日、不動滝を再訪しました。滝の周囲の木々は黄葉も紅葉もしない樹種だったようでした。ちょっと残念…でも、不動滝は変わらずそこにあり続けました。来年も再来年も、10年後も100年後も、僕が死んでも、きっとそこにあり続けるのでしょう。